不登校、発達障害と学校教育 ~わたしたち大人にできること~

不登校

通信制高校と入学希望者の動向の現況についてお話しを聞く機会があった

その内容に
今の日本の子どもたちの深刻さを目の当たりにした

うちの長男が不登校になったのはちょうど10年前で
その頃よりも今の子どもたちの方が状態が悪化しているように思った

もしかしたら、知らなかっただけかもしれないけどね

どんどん増え続ける学校に行けなくなる
体調を悪化させていく子どもたちを前に
手をこまねいてきた大人に責任があるのは明らかで・・・

もちろん、そんな中でも現状を何とか変えようと奔走されている方もたくさんいて
事の重大さに今更ながらに氣づかされたのだった

通信制高校の現状

通信制高校とは本来は働きながらでも高校に通えるというのが一番の特徴だった

しかし、ここ最近の通信制高校は
それよりも専門性に重きを置いているところが多い

これは長男が高校受験の頃の7年前にもその傾向は見られて
アニメやファッションに特化したりプログラミングを学べるなどの学校も出てきていた

それが現在はより高度な専門性を持たせて
単に専門的なことを学べるといったことだけではなく
卒業と同時に何らかの資格が取れて即戦力になることを謳ったところもある

また、通信制高校は”一般的な学校が合わない子どもたち”の受け皿となっている面もますます大きくなってきている

起立性調節障害や発達障害などにより
なかなか毎日の登校が難しい子どもたちにとっては
毎日通わなくてもいいというのはいろんな面でハードルが低くなるからね

でも、そういう子どもたちが通信制高校を選ぶ理由は・・・

ぶっちゃけ普通の全日制の高校は内申点の問題や欠席の多さで受験しても受からないという現実もある

通信制高校の方も変化しつつあり
そんな子どもたちを受け入れるだけでなく
何とか積極的に登校できるようサポートしていこうという動きもみられる

子どもたちの現状

入学希望者である子どもたちの現状を
子どもたちを迎える側である学校側が
やっと少しずついろんなことに氣づき対応しつつある中で

じゃあ、当事者である子どもたちはどうなのかといえば―――

全国で定期的に開催される通信制高校説明会などに来る親御さんの話しを聞いていると
一部の子どもたちの状態はかなりひどくなってきているらしい
(主催している方の感想です)

不登校、発達障害やその他の障害を抱え
学校なんてどこでもいい、何もしたくない、動きたくない、どうでもいいと無氣力な子が多く
親御さんの話しから子どもたちの生命力の欠如をひしひしを感じるとのこと

せっかく受け入れる側である学校が増えてきているのに
肝心の子どもたちが動けなくなってしまっているということが起きている

大人たちにできること

わたしたち大人、親にできることはなんなのか?

わたしが不登校の親となって10年経つ
その頃から”わたしにできることは何なのか?”を常に考え生きてきた

それは自分の子どもだけじゃなく
未来を生きるすべての子どもたちの幸せはなんなのか?を考えることでもあった

一人として同じ人間などいないのに
もう戦後80年以上経つのに基本的学校教育は一向に変化をしない

そんな中で苦しむ子どもたちだけが増えていった
でも、少数派だから数字上の存在として扱われてきた
わたしはそう思っている

なぜなら、当時中学のPTAで活動していた時に
校長が不登校児をパーセントで増えたの減ったの言っていたから、、、

何かの営業目標のごとく
『減らしましょう!』なんて言っていたのを聞いて腹が立ったことを今でも覚えている

あほか、そんな数字でもの言うな!と思った
現場の大人がそんなもんだから学校に期待してはいけない
それでもそんな大人が学校環境を作っている

その中でその異常さに氣づいて行動できる大人に何ができる??

長年不登校の親をやってきて
また、不登校や発達障害、起立性調節障害の親子と接してきて

大切だとお伝えしていることは

親自身のことも
子どものことも
否定しない

子どもになんかあったら
親は必ずといっていいほど自分を責めるし否定する

わたしの育て方が悪かった
すべてわたしが悪いんだと考えがちだし

子どもに対しても
他の子と同じようにできないから
子どものいたらないところやあら捜しをして矯正しようとしたりもする

別になりたくて、やりたくて、そんな子になったわけでもなく
それは子どもを否定することになる

親も子も否定の負のスパイラルに入ってしまって精神を病んでいく
でも、そうなりたくて生きてきたわけじゃないでしょう?

親は子のためだし
子どもだって何か悪いことをしているわけじゃない

だから、否定する必要は一切ない

ただ、その場所が合わないだけ
しいて言うなら
学校という場所が時代遅れなだけ

人間はどんどん変化していってるのに
学校教育だけが古いままなだけ

だけど、生きていかなあかんからね
いつまでも親の庇護のもとで生きれるわけじゃない

生きていく力をもつ子どもにする=生命力をもつ

大人も親もいつか子どもより先に死ぬ
だから、どんな形であれ
子どもたちが自分で生きていく力をもち社会に出ていけるようにしなければならない

どんな形だっていい

別に会社に就職するだけが社会に出るということじゃないし
自給自足したっていいし
誰かと共同で働いていってもいい

今はいろんなことがどんどん自由になっていてるいい時代ともいえる!

とにかく生きる能力を身につけなければ―――

しかし、その前に大前提として
子どもたちが自分たちの前に広がる未来が希望のあるものと感じてもらえるように
わたしたち大人は努力しなければならないのだろう

まずは大人たちから

わたしたち大人が自分を楽しむ

これなら今からでもできる
いつも楽し氣に笑って過ごすこと
こんな些細なことからでも現実は変わっていく

不登校も発達障害も不幸の種にしたくない

そんな風に思って
今日も笑って生きる
たとえ、その笑いがやせ我慢からだったとしても笑う

やがてそれは本物に変わるから

笑う門には福来るヾ(≧▽≦)ノ

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